KSボーリング柱状図作成支援ツールの不具合について
皆様におかれましては日頃のご愛顧をいただき誠にありがとうございます。
昨年12月より、お客様からKSボーリング柱状図作成支援ツールのデータ編集プログラムでデータを保存するとデータが消失する場合があるとのご報告をいただいております。
まず、この件についてお詫び申し上げます。
実に申し訳ございません。
現状で即座の解決が難しいため、暫定版の公開と、しばらくの間ご注意いただきたい点について説明いたします。
暫定版: KsBoringLogTools-setup_1.2-2022-01-25B.exe
お客様にはご迷惑をおかけしますが、しばらくの間はお手数ですが、以下の点についてお願いいたします。
- 保存は可能であれば毎回別名で保存を行ってください。
- データが欠損した場合でも、BAKファイルをBDFないしXMLに変更して使うことで直前に保存したデータに戻れる可能性がございます。
- 保存したデータが正しくない場合、編集プログラムで編集中であれば、シートのコピーでエクセルなどにデータを退避させ編集プログラムを再度起動して貼り付けし直すことで、作業の大半を取り戻すことが可能です。
発生するバグについて
現時点で明らかになっているのは以下の点です。
- バグの発生を報告いただいたバージョンは2021年12月7日版及び2022年1月15日版です。
- 編集プログラムでは正常に表示されていますが、保存ファイルでは以下のデータが消失します。
「日々の情報」「標準貫入試験」「削孔・送水情報」、層情報の内、風化・変質等 - 再現手順については不明で、ある程度データの入力量が多かったとのこと。
弊社プログラムでは表示されている表のデータを保存の都度解析してファイルに保存をするようにしているため、データが消失するとすれば表シート上のデータを保存データへと変換するプログラム部分ではないかと推定しております。
ただし、表シートから保存データに変換する部分の弊社作成のプログラム部分は本製品の公開以来大きな変更はしておらず、表の読み込みからデータの保存までのプログラム部分は、各シートのデータを消去する初期化プログラムにアクセスできないことを確認しております。
現状で再現手順が不明で現象の発生時にエラーの表示がないことから、原因の特定が進んでおりません。
現時点でこの件に係わるかもしれない変更としては、2021年12月7日版で表の表示を行う外販モジュールの更新をしており、これが理由であるかは明らかではありませんが、応急対策として該当モジュールを以前の物に差し替えして公開いたします。また、合わせて2021年11月27日版を再掲いたします。